人が集まり定着する会社って
はじめに
このブログにおいでいただき、ありがとうございます。
みなさんの会社は従業員の定着率は高いほうですか?
それとも、低い方ですか?
私は、小さな会社の人事や労務の専門家、社会保険労務士事務所を開業しています。
主に採用とヒトの活用を専門に活動しています。
就活生が会社を選ぶ基準の中で、会社の定着率はとても重要です。
せっかく希望を持って入社しても、
「こんなはずではなかった」と入社後3年以内に辞めた人の割合が離職率です。 (残った人の割合が定着率)
この定着率が高い=良い会社であり人気企業ですね。
今回のブログは「人が集まり定着する会社」とはどんな会社なのかについて、書きたいと思います。
この領域は学ぶべき
中小企業の「人事」とは、経営者、兼務人事担当者、管理職です。
つまり、人事のプロではない
以前は良かったのです。
経営者の経験や勘に基づいた人事で回っていたから
しかし、賃金を上げる、生産性も上げる、社会保険料が上がる
対応できない事案が多すぎて、経営者のキャパはとっくに超えていると私は感じています。
日本の経営と人の歴史を見ると
1991年以前の高度経済成長の時代
従業員に高い忠誠心を求め、従業員は終身雇用で生活を守る
その後のバブル崩壊後は、 成果主義が導入、従業員に自立を求めるようになった
2005年以降
少子高齢化が進んでいることに気づく 会社は従業員満足度、ワークライフバランスを意識することとなる
私の私見ですが、 経済が上向き(平時)のときは、従業員を「人」として扱うが、経済危機となったときには、短期的な人件費である「モノ」として扱ってきたのではと思っています。
現在は、 人を活用して、会社の目標を達成、さらに次の戦略を生み出す人材を創り出すことです。
人材マネジメントのひとつ「評価精度」
前項でこれまでの中小企業の人事は、経営者の経験や勘に基づいていたと。
しかしすでに限界であると申し上げました。
では、どうすればいいのか。
マネジメントを学ぶ。
専門家の力も借りる。
経営者は自身でも学ばないといけないと思います。
「人材マネジメント」
評価制度を作る(見直す)
評価制度がなぜ必要なのかは、 「やってもやらなくても同じ」という悪平等をなくすため
知れば絶対に必要なモノだと気づきます。
評価制度がない会社は、仕事をしない社員が出てきますね。その社員に毎月給料を払っているんです。
報酬
報酬とは賃金だけではなく、 例えば昇進、社会的地位の付与、福利厚生も含まれます。
そして、従業員はがんばりに見合った報酬が足りなければ不満に思いますが、多くても満足につながらない。 満足ではなく納得させる報酬の体系を目指すべきです。
等級
報酬の基準となるもので、骨格です。
採用、評価基準、賃金は、等級という骨格の上に組み立てられます。
相撲の番付表をイメージください。
社員に格差をつけるためのもの、格差が「何の基準」で付いているかを明確にし、従業員は等級をあげるために何をすればいいのか、どういう結果を出せばいいのかが明確にわかる、公平に評価してもらえるものが必要です。
会社によって「基準」が異なるのは、会社のビジョン・目標・目的が異なるため。
それをはっきりと社員に伝えましょう。
具現化するためには、学ぶ必要があります。
この3つの項目の目的は「一貫性」を持たせること
その上で、社員と向き合い信頼し、社員ひとりひとりの価値観を尊重することで社員が自立する。
そこで社員の持っている力が引き出せることで業績を高める。
これができれば、人は集まるし辞めない良い会社の仲間入り
経営者が思っている以上に会社は成長しますよね。
まとめ
人が集まり定着する会社についてまとめました。
働き方が多様化していて、今後は賃金も上がり、労働保険料、社会保険料も上がります。
経営者にとって向かい風が当分続きますよね。
厳しくなりますがチャンスでもあります。
経営者が学ぶ会社が、「人が集まる会社」であると考えています。
令和の変化の激しいこの時代、経営者のお役に立ちたいと発信をしております。
あなたの会社は、従業員が安心して力を発揮できる職場ですか?
経営者の頭の中が変わることで、成長する会社に生まれ変わるかもしれませんよ。
学びましょう。お手伝いします。
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