小さな会社の成長を支える就業規則 <10人未満でも必要な理由>
みなさん、こんにちは。
社会保険労務士の三浦真由美です。
本日のブログは、開業したての小さな会社における、就業規則の大切さについてお伝えします。
就業規則とは
まずは、就業規則の定義から
会社内の労働条件や従業員の行動規範を明確化したルールブック
作成の目的は?
従業員と会社、お互いを法的に保護しながら、円滑で秩序ある業務運営を確立すること
ちなみに、10名未満は行政への就業規則の届け出義務はありません。
それを作成しなくてもいいと勘違いされている方が多いかもしれませが(社労士の中でも勘違いしている方がいますので)
従業員1人からでも労働基準法は適用されますから、作成は必要だと思いますよ。
小さな会社が直面するリスク
少人数でも発生するトラブルはたくさんあります。
経営者は労務のプロではないため、残念ながら労働諸法令に弱い。
そのため、労働時間の管理が十分でなく、未払い残業代が発生し従業員からの信頼を失ったり、お休みや賃金の約束事を書面で明示してなかったため、労使トラブルに発展、従業員のモチベーション低下の原因となり、最悪離職してしまいます。
また、今はネットで何でも調べられるので労働者の方が、労働諸法令にくわしいですしね。
さらに労務管理が不十分だと、外部からの信用が得られないため、会社の成長や継続に悪影響を及ぼす結果となります。
就業規則がもたらすメリット
3つあります。
① 法的保護のメリット
従業員と会社のお互いを法的に保護し、トラブルを未然に防ぐ
② 秩序維持のメリット
労働環境の秩序を保ち、円滑な業務運営を支える
③ 信頼構築のメリット
明確なルールが従業員の安心感を高め、さらに企業の信頼性を向上
成功事例をご紹介
弊事務所が作成したある介護事業所です。
従業員の気持ちを大切にする経営者さんでした。
内容が会社主導というよりは、従業員さんが働きやすい選択を常にし、完成後、従業員さんに説明会を開いたところ、みんなニコニコしながら聞いてくれた。
もちろんリスク回避の内容もしっかりと規定します。
その後評価制度も導入。
利用者さんも増え、従業員も生き生きと働いているようです。
最後に経営者から「ぼくが一番幸せになれました。」とうれしいお声をいただきました。
働く人も会社も安心できるルールが会社の土台となった例です。
まとめ
小さな会社の就業規則の重要性についてお伝えしました。
・従業員10名未満でも労働基準法は適用される
・労働者と会社の法的保護 ・労働者の心理的安定性を確保して生産性を上げる効果
・企業の成長と継続に重要
さて、いざ就業規則を作成しようとしても高額な費用の問題があります。
相場は10万円から20万円 中にはそれ以上の費用を請求される場合も
WORKLABO社労士事務所は、初めて雇用する企業様、小規模な企業様向けの就業規則作成を得意としています。
正社員向けまたはパート・契約社員向けいずれか1種類と育児介護休業規程を合わせて、5万円(税抜き)で作成できます。
事前に質問シートにお答えいただくことで、作成にかかる工数を減らし、打ち合わせはオンラインで2回 ワードかPDFで紙媒体を使用しない納品をすることで安価な費用を実現しています。
ベンチャー企業、飲食店、エステサロンから農家さんまで、幅広く実績がございますので、気になる方は弊事務所までお問い合わせください。
ここまでブログを読んでいただきありがとうございました。
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