両立支援助成金で働きやすい職場を作ろう
皆さん、こんにちは。
私は東京都品川区で社会保険労務士をしています三浦真由美と申します。
このブログは、日々の社労士業務の中で気が付いたこと、大切なことをお伝えしたく継続しています。
興味を持って読んでいただく皆様の経営に役立つとうれしく思います。
今回は、従業員が妊娠出産その後、育児休業を取得した場合や、家族の介護を行うため休業させた場合に、会社がもらえる「両立支援助成金」についてお伝えします。
両立支援助成金とは
まず両立支援助成金の目的は、育児や介護のために会社を休む従業員を支援すること。
この助成金は、企業が従業員の休業をサポートし、その休業期間中、従業員が給付金を受給した場合に、会社に支払われます。
従業員の不安解消や仕事の引継ぎを円滑に進めるための仕組みとして、企業と従業員双方にとってハッピーな制度です。
対象となる企業は、中小企業の事業主
助成金額は、
育児休業させた場合30万円 職場復帰したとき30万円
介護休業させた場合30万円 職場復帰したとき30万円
他にも、男性の育休にも助成金がでますし、休業中に別の従業員さんに手当を支払った場合の加算、新しく雇用した場合の加算も充実しています。
従業員のサポート
育児や介護のために会社を休む従業員は、休業することで、
他の従業員に負担を掛けてしまうのではないか
復帰した際に仕事がなくなっているのではないか、
仕事についていけるのか。
そういった不安を、ヒアリングし情報を提供することで、不安を軽くする目的もあります。
安心して休業できる環境を作るための制度ですので、従業員のストレス・不安を軽減
心身の健康を保ち、長く勤務できますよという会社からのメッセージでもありますね。
また、会社が従業員の給付金の手続きを行うことで、従業員の負担を軽くでき、
仕事の引継ぎや休んでいる間のサポートを会社が行い、復帰後もスムーズに業務に戻ることができます。
私が推奨する理由
両立支援助成金を私が推し進めるのは、会社と従業員双方にとって、とても有益な制度だからです。
従業員の意向を尊重しながら、会社が積極的にこの助成金を活用することは、 他の従業員にも、働きやすい職場環境を作ろうとする経営者の気持ちが届くきっかけになると信じています。
ずっとこの会社で勤めたい!
いつまでもうちの会社で勤めてほしい!
そんな気持ちを双方が持つことは、会社にとって生産性が高まるだけでなく、業務の効率化、継続性が確保され、いいことしかありません。
まとめ
両立支援助成金は、働きやすい職場をつくること
労使双方が、普段思っている気持ちを話すよいきっかけになっていると私は思います。
ヒアリングに立ち会っていると、感動することが多々あるんですよ。
しかし、複雑な育休手続き、介護休業手続き、なおかつ助成金申請も揃える書類が多く、経営者にとっては大変です。
まずは、
従業員が妊娠した!
家族の介護で従業員が悩んでいる!
そんな場合は、ご相談ください。
従業員の給付金手続きから、助成金のご提案、申請代行までいたします。
今回もここまで、読んでいただきありがとうございました。
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