人生を変えた外国人材との出会い

query_builder 2023/04/15
ブログ
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はじめに  

このブログにおいでいただき、ありがとうございます。  


今の自分があるのは、この人に出会えたから。

人生においてそういう経験している方、少なくないと思います。  


この記事は、私が外国人材をおすすめるに至った経緯をお話しします。  


私は、小さな会社の人事や労務の専門家、「ヒト活用コンサルタント」社会保険労務士事務所を開業しています。  


社会保険労務士の資格を取ったのは2015年、開業が2019年です。


それまでは、名古屋市内で子供服の企画の仕事をしていました。

未熟者時代

国内生産がまだあった頃

私が就職した当時、まだ国内に縫製工場、生地屋さんが元気で、地元名岐地区は繊維産業が盛んな土地柄なため、製品にプリントをする2次加工屋さん、生地商社の担当者の人たちがひっきりなしに、会社に来ていました。  


そのおかげで、専門の知識を間近で得ることができ、約30年の間、子供服デザイナーとして活動できたと感謝しています。  


一方、時代は中国生産が始まったころ。

最初の頃は、直線縫いが中心のパジャマやイージーパンツしか縫えなかった。

それもそのはず、まだTシャツやトレーナーのカットソー素材を縫製するミシンが中国にはなかったからです。

 

そのうちに国内の縫製工場は高齢化が進み、廃業が相次ぎました。

縫製工場の社長は、そのままミシンの輸出とともに中国各地へ指導員として派遣され、中国生産の技術向上が加速していきました。



伝える難しさ

私たち企画する側の仕事にも影響があり、

シーズンの企画が始まると、デザインを出しサンプルを作成して、展示会を経て製品を作成する工程に入ります。  


サンプルを作成するのに、仕様書を工場に提出しますが、国内の工場とは訳が違い、日本語がわからない人たちに向けての指示書です。  


失敗ばかり。

時間はかかるし、思ったとおりに出来上がってこない

「どうして、間違えるの?ちゃんと書いてあるのに!」

「指示書ちゃんと見てる?」 「

色が全然違うじゃない!」

もう、中国生産なんてやりたくない!  


本音は、そう思っていました。

伝わる喜び

30歳になったころ、初めて中国へ出張に。

上海から青島に国内線で移動。

青島は当時、日本の大手肌着メーカーなどが工場を構えており、紡績、縫製、仕上げ、物流がすべて広大な敷地内にあり、工員さんのための、食堂、寮も完備されていて、ひとつの会社がひとつの街として、いたるところにある地域でした。  


青島の工場へは、すでにTシャツの依頼をしていましたので、現地でサンプルチェックをしていたときの出来事。  


いつものように、指示と違う箇所を指摘していたら、

「三浦さん、その指示の仕方では相手に通じないよ」

と、中国人担当者に指摘されました。

 

その時に今までの伝え方が間違っていたと自覚。

間違いを教わったおかげで、その後スムーズにできるようになりました。

伝え方はシンプル

その方法とは、

①    この部分が間違い、×

②    これが○

間違ったサンプルの違う箇所を指さして、ここが間違い

つぎに、指示書を指差して、これが○。


この方法で、すべてうまくいきました。


今まで私がやってたのは、

・これこうなってるよ。

相手(そうだね、何かちがうの?)

・色が違う!やり直して

相手(赤色の指示なのに、どこがどう違うの?)

  ()内のセリフは、中国工場の担当の心の声。


日本人は、ダメとか×とかはっきりとは、言わないものですね。

これが、伝わらない原因  


他の国の方も同じです。


伝えたではなく、伝わる方法を学ぶ必要があることに気がつき、現在社労士として外国人材の採用と活用に注力しているのは、この違いをお伝えしたい気持ちからです。  


せっかく、外国人材の雇用に挑戦しようとしても、違いを学ばなければ失敗してしまいます。

入社してからが重要なのです。  


外国人労働者の人材紹介や派遣会社が増えていますが、入社するまでのサービスです。

私は、自分の失敗から学んだ経験を、外国人材を受け入れる企業と、外国から働きに来ている若い方のために日本人向けの研修メソッドを構築しました。

日本人社員への研修

日本人と外国人との「違い」を知り、またその乗り越え方を学びます。


特に、上司になる社員には、しっかりと研修。

文化の違い

時間の感覚

謝罪に対する意識

人と人の距離感


仕事観の違い

雇用制度

キャリアアップに対する考え方

残業の捉え方


外国人の母国に関する知識

教育制度・生活様式・食事


マネジメントの方法

評価の仕方、注意の方法、指示の出し方  


ポイントは、 何のための業務か、目的をはっきり伝える。

いつ、誰に、どのように行うのかを伝える。

主語は省略しない。

「はい」「いいえ」、「OK」「ダメ」を明確に回答する。

いつは、何日の何時までとはっきりと区切る。  


意識しないとできないことですよね。

日本人同士でも、ぜひやってみてほしいとおもいます。

特に上司の方、めんどうがらずに。

まとめ

私が、「ヒト活用コンサルティング」という仕事をしようと思った理由をお話ししました。  


労働力人口が減少している現在、簡単に人は採用できないのが現実です。


そこで弊事務所では、 小さな会社には外国人材の採用をご提案しています。  

私のような社会保険労務士は、毎日中小企業の経営者の方のご苦労を近くで見ております。


本当にヒトに関する悩みは尽きません。  

いい人が来てくれない。

教育してもすぐ辞めてしまう。

能力不足の社員をどうにかしたい。  


令和の変化の激しいこの時代に、毎月社員に給料を払い続けておられる経営者のお役に立ちたいと発信をしております。  


あなたの会社は人材が足りていますか?

外国人材の雇用を検討してはいかがでしょうか


近い将来、外国人材が日本の経済を支える時代になるかもしれませんよ。

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