優れた外国人に出会うために
はじめに
このブログにおいでいただき、ありがとうございます。
みなさんの会社の従業員さんは、みな活躍していますか?
毎日、新聞メディアで見かけない日はないほどの、人口減少と労働力不足。
小さな会社ほど、人材不足の煽りを受けているのに、リソースと体力がないために苦しんでいます。
「毎月の求人広告費用がのしかかる」
「人材紹介を利用しても半年後には辞めてしまった」
私は、小さな会社の人事や労務の専門家、社会保険労務士事務所を開業しています。
当事務所の売れ筋サービスは「ハローワーク求人票作成サービス」です。
ハローワークに求人を出したいけれど、何を書いていいかわからない、考える時間がないという経営者さんから大変喜ばれているサービス。
お話を聞いていると、本当に採用でお困りです。
一刻も早く誰か来て欲しい!
けれども誰でもいいわけではないですよね。
日本の若い方の人口は、相当少ないのです。
2023年日本の人口は1億2,477万人、そのうちの20代の人口は約10%の1,263万人です。
実は、その10%には日本に居住している外国人も含まれ、約7%が外国人です。
さらに東京23区に限定すると、約12%に上ります。
少子化が続く日本にとって、若い労働力を確保する意味でも外国人材に期待がかかっていると言えます。
そこで、このブログでは、小さな会社がはじめて外国人労働者を雇用するためにぜひ知っておいて欲しいことをお伝えします。
優れた外国人に選ばれるために
国籍問わず、まずは「この会社で働きたい」と思われるような会社にしたいですね。
この項目では、選ばれる会社になるためにはどうすればいいのかをお話しします。
労働環境を整えていますか?
□毎日の勤怠(タイムカード)を付けている
□賃金台帳・労働者名簿を作っている
□給料を振込にしている
□労働保険・社会保険に適切に加入している
□就業規則を作っている
□個々に雇用契約書を作っている
以上は、最低限必要です。
「ちゃんとやってるよ」と怒られそうですが、実際はどれか抜けています。
法律で義務づけられてる「法定3帳簿」という重要書類があり、必ずしも整備している事業主さんは少ないのです。
法定3帳簿」とは
労働者名簿・賃金台帳・出勤簿 の3つの帳簿のこと。
実際顧問契約時に、最初に帳簿類を確認すると、労働者名簿がなかったり、賃金台帳があっても必要項目が抜けていたり、出勤簿をつけていない会社さんは意外と多いです。
今は、クラウドソフトが比較的安価で利用できるので、使うことをオススメします。
給与ソフト・勤怠・労働者名簿を備えているクラウドソフトを選べば問題ありませんね。
有給休暇が取りやすい会社ですか?
小さな会社は、少数人で仕事をまわしているため、誰かが休んでしまうと、困りますね。
そうすると、「有給休暇が取りにくい会社」となり社員の不満の原因に。
有給休暇が取りやすいように、マニュアル化する・仕事のローテーションを定期的に行い、お休みの取りやすい会社に生まれ変わる工夫をぜひお願いしたいです。
評価基準がわかりやすいですか?
特に、外国人は仕事に対しての評価を気にします。
小さな会社の給料は、社長1人の評価で決めているのがほとんどではないでしょうか。
就業規則を作る際に福祉関係の会社さんには、キャリアパス表を一緒にお渡しします。
これは、処遇改善加算といって福祉関係の従業員の賃金をアップするためのお金を支給する制度です。
キャリアパス:キャリアアップの道筋を作ること
一般(初級)から管理責任者を経て経営幹部までの道筋を1枚の表にしたものですが、
評価制度を専門家にお願いすると、数ページにわたる評価基準を見かけます。大きな会社向けだと思っています。
誰が見ても一目瞭然、わかりやすい表でないと活用されません。
弊事務所が採用しているキャリアパス表の内容は、
階層(等級)別に能力、スキルを明示、 何年経験したら上位職に上がれるかの期間と必要な研修に資格、
各項目を階層別の賃金テーブルごとに賃金を決定します。
これをA4、1枚の紙にして就業規則に添付しますので、従業員さんが今自分はどのレベルなのか、どうしたら給料アップが叶うのか明確です。
難しくはないので、ぜひ採用してほしい制度です。
まとめ
小さな会社が、優秀な人材を確保する方法についてお伝えしました。
労働力人口が減少している現在、簡単に人は採用できないのが現実です。
そこで弊事務所では、 小さな会社には外国人材の採用をご提案しています。
私のような社会保険労務士は、毎日中小企業の経営者の方のご苦労を近くで見ております。
本当にヒトに関する悩みは尽きません。
いい人が来てくれない。
教育してもすぐ辞めてしまう。
能力不足の社員をどうにかしたい。
令和の変化の激しいこの時代に、毎月社員に給料を払い続けておられる経営者のお役に立ちたいと発信をしております。
あなたの会社は人材が足りていますか?
外国人材の雇用を検討してはいかがでしょうか
近い将来、外国人材が日本の経済を支える時代になるかもしれませんよ。
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