ハローワークのメリットとデメリットを徹底解説!求人掲載の新常識

query_builder 2025/03/22
ブログ
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皆さん、こんにちは。


私は東京都品川区で社会保険労務士をしています三浦真由美と申します。


このブログは、日々の社労士業務の中で気が付いたこと、大切なことをお伝えしたく継続しています。


興味を持って読んでいただく皆様の経営に役立つとうれしく思います。


今回のテーマは、「求人媒体にはハローワークを」です。


皆さんの会社は、ハローワークで求人募集したことがありますか?


ハローワークでいい人が採用できるの?

と、聞かれますが


私は即座に「ハローワークでいい人、採用できます!」と答えます。


ハローワークは無料で利用できる公的機関ですが、実はその求人票の活用次第で、採用活動をもっと効果的にすることができるのです。


このあと、ハローワークの長所と短所 

活用方法をしっかりとお伝えしたいと思います。

ハローワーク求人票のメリットデメリット

ハローワークのメリット

・無料で掲載できる

通常求人広告には、高額な費用がかかりますが、ハローワークは無料で掲載可能です。

これはコスト削減を考える会社にとって大きな魅力。


・掲載期限の制限なし

ハローワークでは、ひとつの求人の掲載期間は3か月です。ただ更新すれば制限がなく、時間をかけて最適な人材をさがすことができます。

助かりますね。


・多様な取り組み

休職者との交流を促進するイベント(面接会や企業説明会)などを各ハローワークが独自で提供されます。

また職員さんが求人内容をより良くするため改善提案をしてくれます。


・助成金受給の可能性

ハローワーク経由での採用をすると、助成金受給の可能性に繋がる場合があります。

例えば、中途採用計画を事前に作成、雇用環境の整備と採用を行うことで助成金の受給ができます。

もちろん細かい要件はありますよ。


以上、4つご紹介しました。


いかがですか?

いいこと尽くし

ただ、デメリットももちろんあります。

ハローワークのデメリット

・手続きの複雑さ

求人票の作成や提出手続きが手間であり、必要書類の準備や条件の確認が時間を要します。

ハローワークインターネットサービスというサイトから入力をするのですが、入力項目がとても多く、中には判断に迷う項目もあり、慣れないと相当な労力がかかってしまいます。


・雇用保険への加入が条件

はじめて雇用を考えている場合、雇用保険に未加入であっても掲載はできます。採用後には加入することがが条件です。


・審査がある

ハローワークインターネットサービスを入力し終わり、ハローワークに送信ボタンを押すと、管轄ハローワークの求人担当者から、数日後に連絡があります。

特に求人票の内容が不十分である場合は、修正を求められることもあります。 


ちょっと面倒なのがデメリットですね。

メリットを最大限に活かす

さて、求職者にとって魅力的な求人票 

を作成する。


職務内容を具体的かつ明確に記載し、条件面での会社の魅力をアピールすること。


定型文をコピーするだけの求人票には求職者は魅力を感じませんよ。


コツは、求職者目線の求人票

曖昧な表現を避け、求職者が仕事内容をイメージしやすい内容にする


次に、ハローワークの担当者との連携についてお話しします。


ハローワークインターネットサービスは、ハローワークに行かなくても求人票をアップすることができます。


しかし、管轄ハローワークの求人部門の窓口にぜひ足を運んでください。


窓口の担当者と

入力した求人票に不備はないか。

より良い求人票にするための改善点を相談し

助成金受給の可能性に繋がるような情報のゲットしましょう。


ネットにない生の情報を0円で得られるのです。

社会保険労務士の活用

社労士は、ハローワークとの相性が抜群です。

ぜひ、社労士を活用することもお考え下さい。


複雑な入力や要件の入力。

事業主さんの意向を伺い法令順守した提案ができると思いますよ。


専門家からサポートされることで、複雑な手続きもスムーズに進めることができます。


過去に弊事務所がかかわった事例を紹介します


名古屋の鍼灸院さんより、鍼灸師の募集のご依頼。

鍼灸師は、国家資格。

ハードルがかなり高かったのですが、事業主さんと打ち合わせを重ね、ハローワークに求人票を掲載。


合わせて専門サイト「リジョブ」にも同じ内容を掲載。

数か月後に、リジョブの方から数人応募があり、その後ハローワークからも応募がありました。


今までこんなに応募なかったという事業主さん、

おかげでいい人が採用できたと とても喜んでいただきました。

まとめ

ハローワークの求人が向いている会社、そうでない会社があると私は思います。


しかし、無料なのでやってみてもリスクはありません。


助成金の受給や長期的な人材確保の可能性が広がりますよ。


最後に、 まずはお近くのハローワークに行って、窓口の担当者に相談してみましょう。


もちろん、WORK LABO社労士事務所では 「ハローワーク求人票作成サービス」というサービスがございます。


気になる方は、お問い合わせからご連絡ください。

お待ちしております。


ここまで、読んでいただきありがとうございました。

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